この間の開梱レビューで漏れてしまったものをいくつかご紹介した後に・・・実際の画質に触れたいと思います。
まずはリモコンから。
一番、右の写真を見て頂けると判りますが、これ学習リモコンなんですね。
しっかりマクロが使えるんですよ。
そう、液晶小窓の下の3つのボタンにマクロを割り当てる事が可能なんです。
例えば、起動に時間の掛かる機器から順に電源を入れるなんてのは朝飯前で、最終的にプロジェクターにお目当ての画像と音を出すまでを、機械に負担がかからないよう(突然、大音量にならないよう)に、少しずつ、時間を遅らせて16ステップまで憶えさせる事が出来ます。
ちなみにこの機能は試せませんでした。
だって、今回、このプロジェクターを使うのに、そんなに機器は繋ぎませんでしたので、悪しからず。
m(__)m
しかも、【TH-AE2000】は間近だったので、こうやって手で本体側面の操作パネルを弄った方が、圧倒的に便利だったのですよ。
まっ、そんなにべもない事を言うとあれなんですが、リモコンのキーのほとんどが乳半色なのにお気づきの事と思います。
そうリモコンの一番上の右にライトボタンが用意されていて、こんな風になります。
なので、普通は、この自照式のリモコンを使うのがベストなのかもしれません。
でもなぁ、本体側面の操作パネルもホント良くできていて、ボタンの形状が指先だけで容易に判別つくので、とても使い易かったです。
唯一のネックがピント調整の電動モーターが、ちょっとリニアに動いてくれなくて、難儀しました。
出来れば、レンズリングで調整させて貰えた方がいいかなぁと思います。
〈設置・一日目〉
“Panasonic”さんから直送で届いた影の主役・100inchスクリーンを運び込んでくれた父が発売日に買ったまま、どうやらこのスクリーンで見るために封も切らずに置いていた“Transformers”を見せてあげる事にしました。
私自身、ちゃんと劇場で見たので、正直、父につきあいがてら、まぁ見るか〜って程度だったんですよ。
ところがこれがまぁDVDなのって思うほど、のめり込める絵じゃあないですか。
これが【TH-AE2000】の実力かと、唸ってしまいました。
※どうやらHDMI接続した【DMR-BW800】に搭載のDVDアップコンがかなり効力を発揮したようなんですけどね。
D端子越しのDVD品質しか知らないと度肝を抜かれる事は間違いないです。
しかも、液晶テレビとは違って黒の階調が素晴らしいです。
有機ELとどっちが上なんだろうとは思いますが(^^;;)
ちなみにこのプロジェクター、とんでもなく調整項目が多いのです。
で、上の写真は画質調整には関係のない一番ベーシックな機能を呼び出したところです。
メニューの操作自体は、総てメニューボタンと十字キーと決定キーだけで呼び出し可能な階層型なので至って簡単でした。
ただ、かっちりとした本設置をしていない事もあって、今回は極力いじらないで、“シネマ1”というハリウッドのトップカラーリストとつくりこんだという触れ込みのモードで投射しております。
また、リモコンの入力切り換えを押すと、オンスクリーン・ディスプレイ上にこんな表示が出てどの入力になってるかが一目瞭然となってます。
しかも、このアイコンが、本体の端子群と同じ配置になってるのは、とても好ましいです。
ほらね!!
さて、設置と映画1本は、初日になんとかこなす事は出来ました。
問題になったのは、やはり、かなり暗くしないと映写画像がよろしくないってことでした。
ちゃきちゃきの日本家屋なので、雨戸を閉めれば暗くなるかと思ったのですが、意外なところから光が差し込み、日没まで待たないまでも午後3時を過ぎてくれないと上映が始められませんでした。(^^;)
それでも、年末年始が、荒天続きだったのが幸いでしたけどね。
〈設置・二日目〉
今度の上映は“ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団”のDVDにしてみました。
映画館で見てる暇がなかったので、またまた父のライブラリーから拝借しました。
で、これがその時の画像です。
ちなみにスクリーンの大きさ比較のために、畳一畳分を赤斜線にしてみました。
本間の畳一畳ですので、W:1818mmです。
そして、どうも撮影に使った“Cyber-shot”の調子が悪かったのか私の眼が疲れてたのか、ちょいピンボケ映像がこれから続きます事をご了承下さいませ。(^^;)
この日は、【DMR-BW800】のアップコンがうまく機能してくれなくて、従来のDVD品質でしか投射出来なかったのですが、色の再現性なんかは流石と言ったところでした。
この日は、先程申し上げた通り、外光が入り込んできた加減もあって、暗い画面が続くこの“ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団”には少々、つらい条件になってしまいました。
DVD品質でも、こうやって、最後のエンドロールが、くっきり読める情報量があった事が再認識出来ただけでも良しとしましょう。
〈設置・三日目〉
この日は大晦日でした。
【DMR-BW800】を実家のアンテナ線に接続して地デジの電波が来てる事を確認してありましたので、父同様、100inchスクリーンを運び込んでくれた母のために、“紅白”を録画予約してみました。
で、その時間になるまでの間、自宅に宅配しておいた自分のブルーレイソフトをいくつか見てみました。
(OO)なんだ、コレ!!!(OO)
もう、暫しボーッと見入ってしまいました。
今までのDVDのアップコンが消し飛ぶ情報量です。
まっ、当たり前って言えば、当たり前なんですが、順を追ってグレードを上げたとはいえ、その情報の洪水状態にはもう降参するしかありませんでした。
そうこうする内に、“紅白”の時間になったので、追っかけ再生しながら、演歌のお姉様方の曲のところにチャプターを打ち込んでみました。
うちの母は、私が記憶する限り、ほとんど“紅白”を座って見た事がないんです。
でも、HDDレコーダーがあれば、母の見たいところだけ掻い摘んで見せてあげる事が出来ます。
で、家事を済ませた母が、来たところで、“サラウンドヘッドホン”を頭に被せてあげて、見せてあげたという次第です。
なんだか、商品レビューになってないかもしれませんね、これじゃ。
うちの母、この写真だと判りにくいかもしれませんが、もうね、ノリノリで見入ってしまい、最後には秋川雅史さんの 【千の風になって】がかかると一緒になって歌い出してしまうほどでした。(^^;)
しかも、着物大好きな母ったら、着物の柄や染め方なんかを観察するために、大スクリーンにもうかぶりつきでした。
でも、投射して自分の影で映像を遮らないように上手に側面から見てたんですよ。
うーん、自宅にはとても導入できませんが、実家にUターンする事があれば、欲しいかもです。ハイビジョンプロジェクター・・・・・・・・
そして、これだけの大画面、老いも若きも関係なく楽しめますね。
問題は、その価格とスクリーンを設置できるかということになりそうです。
奇特な方が、こちらの“サラウンドヘッドホン”を
を譲って下さったお陰で、なんとか二系統の音響を確保出来たのも大きかったです。
なにせ、スクリーンとプロジェクターと再生機器があっても音響設備がなかったら、もうどうしようもなかったですからね。
ちなみに、母が上の写真で装着してるのは、また別のモノになります。
そちらに関しては、また日を改めて、【DMR-BW800】と共に、レビューしたいと思います。
さて、お終いに影の主役をご紹介して終わりにしたいと思います。
“Panasonic”さんから直送されてきたのは、“OSスクリーン・G1-100S/ピュアマットII Plus”というフロア型のスクリーンでした。
流石に全国各地のイベント用に飛び回ってるスクリーンらしく、箱はもう唖然としますが、中から出てきたのは、こんな細長いハンドル付きのものでした。
で、その真ん中に生えたハンドルを脚で押さえつけて、ケースカバーの取っ手を静かにゆっくりと引き上げると
こんな感じでスクリーンが飛び出してくるという寸法です。
このスクリーンの存在が、置けるかなぁ〜という妄想を生むんですけどね。
しかも、このケース、なんと赤も用意されてるようなので、もし買うときはもちろん赤に決定です。(^^;;;
どうやって、テンション保ってるのか不思議に思う方もいらっしゃるので、裏側も撮影してみました。
この大きくクロスしたアームがパンタグラフのように稼働してうまい具合にスクリーンを支えてくれるようです。
うちの父がね、一緒になって覗き込んで、ほぉーーと感心してました。
なんか、冬休みを終えて東京に戻る時に、なんだか妙な視線を感じたのは公然の内緒です。
流石にすぐにこれは買ってあげられないですから・・・・(^^;)
最後に“みんぽす”さん並びに“Panasonic”さん、こんな高価なセットをお貸し出し頂き誠にありがとうございました。