台風一過の筈が上陸せず本州沿岸に沿って大量の雨雲を置き去りに自分だけとっとと離脱してしまったせいで今日も雨です(-.-#)
今夜も映画の予約をしているので夜中には雨は上がって欲しいものです。
さて、そんな今日はちょうど一週間前に観た映画のお話です。コロナ禍のせいで約六ヶ月ぶりに劇場で観たのは延期されていた【劇場版 ヴァイオレット･エヴァーガーデン】です。昨年のあの事件もあり二度も延期を余儀なくされていたので初日に観なければ自分のタイムラインが感想で埋め尽くされそうだったので初日のレイトショーを選んだのですが、全席開放ではなかったので満席なれど程良くゆったりと出来て存分に京アニイズムを堪能出来ました。 ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
今作は初日の朝から観た人達から開始五分で涙腺崩壊と言う感想が飛び交っていたらしく、私も見慣れないキャストが誰の関係者か分かった段階で確かにウルウルしちゃいました。公式サイトだったと思うのですが監督が劇場化に当たってTVシリーズ第10話の50年分の手紙のその後が気になると言う件があり、復習としてちゃんとTVシリーズにEXTRA、外伝と全部観て臨んで大正解のイントロでした(^_^)v
まぁ、｢みちしるべ｣が流れ出すクライマックスやらプロローグ前の轍が終盤、リフレインされようやくその意味が分かる瞬間、そしてエンドロールで流れる二曲連続の後に訪れるファンが待ち望んだシーンなどなど、涙腺崩壊ボムが至る処に仕掛けられており、これから行かれる方は絶対にハンカチのご用意を！！ ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
入場者特典として外伝でも好評だった原作者による短編小説は今回も用意されており、先着で三篇の内からランダムに一篇頂けるのですが、初日だったのでしっかり頂けました(^_^)v ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
私の処へやって来たのはヴァイオレットの湖ステップがとても印象的だったTVシリーズ第7話のゲストキャラ・オスカーのその後にスポットを当てた｢オスカーの小さな天使｣でした。これがまた泣ける短編で残りの｢ベネディクト･ブルーの菫(スミレ)｣と｢ヴァイオレット･エヴァーガーデンIf｣も気になりますが私はこれで満足です。
だって、残りの二篇はベネディクトと大佐のお話なのでww
でもまぁ、大佐はTVシリーズでは誰も好きにならないキャラだったけど劇場版でちゃんとお兄ちゃんしてて評価が変わったかなぁ、私も二人兄弟の兄なのでちょっとウルッとしてしまいましたし、ね。 ↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
この｢オスカーの小さな天使｣の表紙とはちょっと違いますが、ヴァイオレットが愛を知らず、愛を少し知り、愛してるまでに成長する様を手を変え品を変え彼女が一歩一歩踏み締める歩みの変化に準えて魅せ尽くした演出は素晴らしかったです。特にアンの血縁者(ネタバレになるのでこの無味乾燥な言い回し、お許し下さい)が語り部となってアレになったヴァイオレットの闊歩する姿と対面するシーンではあーー、ヴァイオレットがそこに居なくても彼女の人生は幸せだったに違いないと思わせてくれて素晴らしい余韻へと繋がったと思います。
一点、惜しいなぁと感じたのは男性目線の演出なのか、ヴァイオレットの周りの男性陣の行動が邪魔に感じる部分もあり、比べてしまうと外伝の方が私は好みだなぁと思ってしまったのでした。これはブログをタイプする前にSNSのコメントでも呟いた事なんですけどね。まぁ、ちょっと気になる程度ではあるんですけど・・・・
最後にこの素晴らしい作品を仕上げられるスタッフの皆さんが京アニに居てくれて完成に漕ぎ着けた事でまた新しい京アニが少しずつ芽吹いていくんだなぁと思う次第です。何年掛かってもまた新しい作品を世に送り出してくれる事を祈ってまた観に行こうと思います。
“シネマシティ”はいつ上映する気なのかなぁ(笑)※関連リンクかけがえのない日常と弛まぬ研鑽の結実！【ヴァイオレット･エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形- at MOVIX亀有】