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豪華、顔面演技対決!!【七つの会議 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

昨日から一昨日は何だったのかと問いたくなる気温上昇ですね。
まだまだ春本番には程遠いのに明日は更に上昇した後、一転下降するらしくこれではまたぞろ体調を崩しインフルに罹患する人が増えそうです。

さて、そんな今日は一昨日の夜、凍える中観て来た映画のお話です。



観て来たのは昨年、劇場で予告を見てからずっと待ちに待っていた池井戸潤先生原作の【七つの会議】です。
池井戸作品の映像化と言えば“TBS”が代名詞になっており、今回も福澤克雄監督がメガホンを取り今までの日曜劇場で放映された作品に携わった来た俳優陣に加え、あの野村萬斎さんが主役と言う事で本編が始まる前から心臓が高ぶりつつ臨みました。

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全く内容を知らぬまま臨んだのですが、この作品、昨年公開された「空飛ぶタイヤ」と並ぶ日本企業に燻る隠蔽体質を扱った作品ながら、何処か「下町ロケット」や「陸王」にも通じる処もあり、池井戸先生の映像化作品の集大成とでも呼ぶべき出来映えでした。何と言っても野村萬斎さん演じる今は昼行灯、昔は切れ者の八角(通称、はっかく、本当はやすみ)が異様に傾いた演技なのにそれが妙にしっくり来るのは周りがこれまた顔面演技達者ばかりだからでしょうか。それ以上に時折、観てる者を静かに威圧する通った萬斎さんの声と物語の鍵となる或る工業部品の悲鳴を聞いてるとね、なんで極音上映しないのかと、遠く極爆の聖地におわすご担当者に小一時間質問したくなりました。
 
何より、予告を観ていた時からキーウーマンになるんだなぁと注目していた朝倉あきさんも「下町ロケット」の時とは違った面を魅せてくれて良かったです、まさかのミッチーとのコンビ結成にはなんとか探偵団みたいでワクワクしてしまいましたし、ね。それにしても、主だった登場人物の心の叫びとも言うべき独白で章を進める演出も良かったですし、過去の映像化作品の一部にモヤモヤとした処で終わってしまうエンディングではなく、きっちり未来を向いた終わりだった事も好感度UPではないでしょうか。とどめに日本企業の良いところと悪いところを萬斎さんに語らせる件は滲みましたね。それを導く相手がまさかのあの人には正直、驚きました。全く名を伏せられていたのでそれが誰なのかは劇場で確かめてみて欲しいと思います。
 
最後に来週は新作ラッシュで四本も観なきゃいけないので無理ですが、もう一回は劇場に足を運んでみたいですし、時折、ふと観たくなるそんな出来映えでしたから、この作品は早くBlu-ray化して欲しいですねぇ。




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