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絶望の中の希望、そして自由なる記憶の物語!!【ラーゲリより愛を込めて at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は一日、曇天の様ですね。
場合によっては雨粒が地面を濡らすかもしれませんので有休を取ってるとは言え出掛けるのは空の具合と睨めっこと言った処ですわ。
 
さて、そんな今日は昨日、観て来た映画のお話にしようと思います。


観て来たのは先月から公開している【ラーゲリより愛を込めて 】です。
この映画の原作は「男たちの大和」などを執筆された辺見じゅん先生のノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」です。つまりお話の根幹にあるのは実話なんです。

そんな重いであろうお話を「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督が描くと言う事で年末、忙しかった事もあり行くべきか行かざるべきか逡巡してしまったのです。ただ、そろそろ終映ではなかろうかと言う感じになって来たし、観ておかなきゃいけない裏の諸事情もあり意を決した次第です。
 
この映画をネタバレ無しで言うと第二次世界大戦終決直後から12年あまりをソ連(現・ロシア)の強制収容所(ロシア語でラーゲリ、本当はキャンプなどの意)で過ごさざるを得なくなってしまった山本幡男さんとラーゲリで苦楽を共にした仲間達が遠い日本への帰還を果たす(記憶を伝える)までを描いた作品と 言えるでしょう。
 
主役である山本幡男さんを演じるニノこと二宮和也さんの演技は恐らく今まで観た彼が出演するどの映画よりも凄みがありました。細かく言うと内容に抵触するので陳腐な表現で申し訳ないですが今回、出演されたメインキャストの方々はみな、本当に素晴らしくだからこそ、感情の起伏が大きく揺れる場面まで抑えに抑えて演じられていたので、ここぞと言う場面で突き刺さる事しきりでした。


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結論として、この映画は出来るなら極力、情報を入れず観た方が良いと思います。
第二次世界大戦終決から私が生まれる10年ほど前の出来事ですが、今を生きる我々が相対してる事に通じる事もあり、今をどう生きるか改めて再認識させられましたから。
ここだけの話、ロシアの国政を担う方々にも見せて猛省を促したいです、何度同じ過ちを・・・
 
 
なお、この映画を本当に観る場合、ハンカチなど膝に乗せて観た方が良いです。
終盤の畳み掛け方が凄くて気付けば老若男女誰しも鼻水と涙腺崩壊の大合唱でしたから(^_^;



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