これぞ映画版ガリレオ！【沈黙のパレード at MOVIX亀有】

結局、昨日は雨は振らず仕舞いでしたね。
それでも雨が降る事前提で用事は午前中に済ませてしまえたので一日を長く有意義に使えて良かったです。なんせ、今日は絶対に雨が絡みますから(^_^;;)

さて、そんな今日、お届けするのは一昨日の夜、観て来た映画のお話です。



観たのは首を長くして待っていた変人ガリレオシリーズ劇場版最新作【沈黙のパレード】です。
東野圭吾先生の小説を実写化した中で最もヒットしたであろう変人ガリレオシリーズですがTV版は外連味が強く原作とは趣を異にしており、やはり原作に近いのは劇場版なんですよね。とは言え今回は前二作よりはTV版の要素を入れつつも、福山雅治さん演じる変人ガリレオ・湯川学と対峙する普通の人々を演じた面々のキャラ立ちが尋常じゃない出来映えで切なくも雄々しい人間ドラマに仕上がっていて130分と言う長尺があっと言う間でした。


↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

特にお話の根幹となる川床明日香さん演じる佐織を殺され憤懣遣る方無い父親役を演じた飯尾和樹さんが素晴らしく来年三月の日本アカデミー賞の最優秀助演俳優賞間違いないのではと思う程でした。また原作小説では本来、内海の立ち位置である草薙刑事役を演じた北村一輝さんの鬼気迫る演技も今作では15年前、有罪に出来なかった犯人が深く関わる事で観てるこちらまで息苦しくその葛藤を浴びせられ、いつも軽口を叩いていた軽妙な草薙さんは何処に行ったの？とスクリーン中を彷徨ってしまいました(笑)
　
だからこそ、相変わらずの変人ガリレオっぷりを発揮する福山雅治さん演じる湯川学がまた映えるんですわ。それに還って来た柴咲コウさん演じる内海刑事も大成長して彼女が湯川と草薙の仲立ちをする構図が妙にしっくり来てTV版のオリジナルキャラクターになる筈が原作に先に登場する形で定着する様になった希有な存在感を如何なく発揮してくれるお陰で物語が引き締まる訳です。
　
個人的には【真夏の方程式】が大好きですが、今作も二度三度観る事で味わいがより深くなりそうな作品になる事間違い無さそうなので機会を作ってもう一回は観に行こうと思います(`・ω・´)ｷﾘｯ

※関連リンク

人間ドラマとしてのガリレオ【映画･真夏の方程式】

タグ：沈黙のパレード MOVIX亀有 ヒトツボシ KOH+ 山田キヌヲ 村上淳 酒向芳 椎名桔平 檀れい 菅野祐悟 川床明日香 吉田羊 岡山天音 田口浩正 出口夏希 戸田菜穂 飯尾和樹 北村一輝 柴咲コウ 福山雅治 福田靖 西谷弘 東野圭吾