SSブログ

原点回帰はやはりジュブナイル♪【GHOSTBOOK -おばけずかん- at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

週明けに発生した熱帯性低気圧のせいか、思ったより夏らしい青空が続きませんね。
今週末はついに完結するあの映画を観に出掛けたいのですっきりとした青空を願って止みません。
 
さて、そんな今日、お送りするのは先週の金曜、レイトショーで観て来た映画のお話です。



観て来たのは山崎貴監督の最新作【GHOSTBOOK -おばけずかん-】です。
原作は“講談社”から32巻も発刊されている「おばけずかん」と言うベストセラー絵本で今回の実写映画化に当たり、山崎監督が自らオリジナル脚本を手掛ける事で同氏の処女作である【ジュブナイル】を彷彿とさせる少年少女冒険譚に仕上がっています。
 
そんな関係からか、【ジュブナイル】で主人公を演じた遠藤雄弥さんと鈴木杏さんが主人公の一人、一樹(演じるは城桧吏くん)君の両親役で友出してるわ、林原めぐみさんが声を当ててたテトラも美術として登場してるわと、【ジュブナイル】から山崎監督の作品を全部観てる私としては感無量でした。
しかも【ジュブナイル】の時と同じで男の子三人と女の子一人のチーム構成と言う冒険珍道中に【BALLAD 名もなき恋のうた】から13年の刻を経て、山崎組にガッキーが引率役で出演とあってはもう観ないと言う選択肢は端からありませんでした(爆)
 
しかもガッキーが大人として子供達と絡んでいるのにちっとも違和感ないんですよ。
子供達が「おばけずかん」の試練で成長していくのと同時に何処か社会の中で確固たる座りの良いポジションを見つけられずにいたガッキー演じる葉山先生もしっかり成長していくのがちっとも嫌味じゃない。良く平成仮面ライダーや戦隊ヒーローのお話で大人が不在の世界観の時は薄っぺらくて人気が出ないと言う定説がありますが、それをひっくり返すくらいにガッキーの大人の様で大人じゃない、何とも不思議な立場がこの物語を成立させていた様に思います。と同時に「おばけずかん」を使って神霊級のおばけをゲットしようとする謎の古書店店主をこれまた永遠の年齢不詳な神木隆之介君が演じてて、これはヒットしたら続編あるのかと言う終わり方も含めて、山崎監督がデビュー以来、本当はずっとやりたかった事が具現化したのかなぁと言う顛末にホッコリします。
 
老若男女が観る事が前提なのか謎解きも含めて初級的RPG展開がまだるっこしいと感じる層もいるでしょうが、夏休み中の映画なんですから、四の五の言わず愉しんだもん勝ちだから野暮は言いっこなしよと嗤い飛ばして観るのが正解な気がします。
 
P.S.

登場するおばけ達、図鑑坊に山彦、一反木綿に百目、ジズリの声優陣が皆さん嵌まっていて良かったです。続編があったら必ず出演されるであろう図鑑坊を演じた釘宮理恵さんといつもと声が違うけど格好良かった百目の大塚明夫さんとラスボスであってそうではないジズリの田中泯さんは特に良かったですわ。
きっと、Blu-rayは買うかなぁ、久しぶりに山崎監督作品として。



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 3

コメント 0

Facebook コメント