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出来るか、出来ないじゃない、やるか、やらないか!【線は、僕を描く at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は昨日までと天気が一変して夕方から雨が忍び寄ってくるみたいですね。
個人的にはテレワークなので雨が降ろうが一向に構いません。
むしろ、これから冬に向かい空気が乾燥しがちになるので降る時はしっかり降ってねって感じですわ。

さて、そんな今日は一昨日の昼間、観て来た映画のお話です。


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本来なら先週、観る予定だったのですが大人の事情で予約をふいにしてしまったそのタイトルは【線は、僕を描く】です。
【ソードアート・オンライン -冥き夕闇のスケルツォ-】の公開と重なったので観るのが遅くなりましたが、出来映え的にはこちらを先に観ても良かったかなぁと言うのが正直な感想です。

砥上裕將先生のデビュー作となる原作小説の事を知ったのは三年前に週マガでコミカライズされた時です。
内容的にかいつまむと自分以外の肉親を突然の悲劇で失い、生きる意味を見失った大学生・青山霜介がとある事から水墨画の世界に足を踏み入れ、生きる意味を取り戻すまでを描く成長と再生が描かれています。私は中学生の時の美術の先生が水墨画を嗜まれていて興味を持って水墨画の事は知っていたので、実写化の予定がある事を知り果たして映画として間が持つのか少々、不安半分期待半分で公開を待っておりました。


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今回の実写映画化に当たり、出版社が講談社と言う事もあり白羽の矢が立ったのは【ちはやふる】三部作を成功させた小泉徳宏監督でした。なので、和の映像美が今回も素晴らしかったです。ただ尺が思ったより短い為なのか観る側により感情移入させたいからか、主人公・霜介が抱える負の感情を産み出した原因そのものと受けた時期や家族構成などが変更されていました。その事もあるのか霜介を演じた横浜流星君がイケメン過ぎて焦燥感の部分で風貌などがやや綺麗過ぎて残念でした。霜介を見守る水墨画の大家である篠田湖山を三浦友和さんが、その一門の一人である西濱湖峰を江口洋介さんがイメージほぼぴったりに描かれていたから余計に気になりました。
湖山の孫娘・千瑛を演じた清原果耶さんもちょっと身長が足りないかなぁと感じながらも、千瑛らしさを纏おうと凜とされてて良かったです。
 
エンドロールも水墨画のイメージっぽく良かったので出来れば劇中同様、横山克さんの音楽にしても良かったのではと思いました。主題歌を歌ったyamaさんが好きとか嫌いとかではなく作品の世界観的にエンドロールが歌である必然を感じなかっただけです。横山克さんの劇伴が水墨画を描く際に流れるとそれだけで雰囲気が更に良くなっていたので、ね。
 
それにしても三浦友和さんは枯れてから凄いいい雰囲気を出されていて場が和らぎますね。本当に迷える霜介と千瑛を導く師として他の方が考えられない嵌まり役でそれだけで観る価値があったかなぁ。



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