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こんな忠臣蔵を待っていたのかもしれない!!【身代わり忠臣蔵 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

昨日は本当に二月っぽくない清々しく穏やかな一日でしたね。
私も朝からお出掛けして映画にショッピングに愉しんで来ました(^_^)b

そんな訳で今日は昨日、観て来た映画のお話です。



観て来たのは本来なら先週、観るはずだった【身代わり忠臣蔵】です。
こちらは【超高速! 参勤交代】で一気に注目を浴びる様になった土橋章宏氏の原作・脚本による新作映画になります。いやぁ、予告編を劇場で観てから公開されるのを愉しみにしていました。
題材は言わずと知れた「忠臣蔵」です。
ただし、何と誰もがどうしようもない旗本で仇討ちされても仕方ないと認識している吉良上野介とその末弟である吉良考証(たかあき)が瓜二つと言う奇想天外な設定の元、遅咲きの大輪、ムロツヨシさんがその一人二役に挑み、更に吉良考証と永山瑛太さん演じる大石内蔵助が仇討ちの前に知り合いになってしまうなど、誰もが知る吉良邸討ち入りの史実だけは変えず、今までの忠臣蔵とは視点が違う事で何とも素晴らしいエンタメ時代劇としての新しい忠臣蔵が誕生したと言って差し支えない出来映えでした。


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とにかく、兄であり吉良家の当主である上野介の身代わりとなる前に出会ってしまう大石内蔵助との冒頭エピソードに始まり、身代わりとなった後の再会によって、殿とは何か、家臣とは何かを考える様になりそれまでの放逐人生から何かを掴みそして爽やかな終幕まで吉良上野介(考証)を演じ切ったムロさんが凄かったですわ。そして下積み時代からの盟友・永山瑛太さんが大石内蔵助を演じる事で時折、台詞が何処か彼ら二人の現実の関係性にオーバーラップする事で妙に深みが増して面白かったです。現実世界で感じる「殿(しんがり)を務める」と言う言葉を実践出来る人が少なくなって世知辛さが嫌だなぁと思う反面、劇中の考証みたいに感じられれば、結果は同じかもしれないけど現実世界も悪くないと思えて劇場を後に出来て良い心の洗濯になりました。
 
討ち入りが終わった後の場内を大爆笑の渦に飲み込むバトルは好き嫌いが分かれるかもしれませんが私は好きです。あれこそ土橋章宏ワールドの真骨頂でしょう。
最後になりますが個人的に途中でどうやって幕引くのって考えながら観ててキーポイントに早々と気付いてしまったんですが、そのキーアイテムが塩だったのでもうね、最高でした、色々な意味で、ね( ̄ー ̄)


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