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往年の特撮ファンには堪らないね!!【仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!/特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ! 】 [映像・音楽]

金曜・真夜中のなでしこサッカーを結局、観てしまい余り睡眠を取れないまま土曜日はいそいそと品川へ出掛けて参りました。
 
ええ、そうです。
毎年恒例の東映特撮二大ヒーローの映画を観に、ね(^_^)b


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今年の夏はもう洋画/邦画関係なく怒濤の公開ラッシュの影響でいつもなら近所のTOHOシネマズで上映される筈なんですが、上映館が限られてしまい致し方なく一番近い『品川プリンスシネマ』に赴いたのでした。短いけど急な坂の上にあるので夏は遠慮したいシネコンなんですけど選り好みしてる場合じゃないですから(笑)

ここ最近の劇場版の傾向は戦隊シリーズが派手にゲストを呼んでテレビ版での敵役を蔑ろにしてしまい三十分しかない尺を更に面白くなくし、一方のライダーシリーズは更に豪華なゲストを中心とした外伝的ストーリーで締めくくるのが慣わしになっていて正直、食傷気味なんですよね。

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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)ゴーバスターズモードへ。
でも、今年は違いました。
『特命戦隊ゴーバスターズ』はほぼゲストなしで従来の敵役にスポットを当てて劇場版らしい派手な演出(いつもテレビ版にフィードバックされるのでそれだけの価値しかなかった)が実に見事で楽しませて貰いました。恐らくテレビ版の話数の何処かにインサートされても可笑しくない作りになっていて実にその世界観を崩さず風呂敷をいい意味で拡げてて小気味よかったです。


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唯一のゲストがこの正式バスターマシンとして採用されなかった【FS-00 フロッグ】のバディロイド「エネたん」の吹き替え役としてあの辻ちゃんだったと言うのを知ったのはエンドロールが上がっての事でした(爆)
このゲストメカと合体する【ゴーバスターケロオー】が東京湾や隅田川を水上スキーよろしくで遡上する件は気合い入っていて観てて愉しめました。でも、今回の映画は敵役のエンターとゴーバスターズの指揮官黒りんの映画と言っても過言ではない程、スポットが当たっていてそれが過去最高の劇場版になったと思っています。やはりライダーシリーズもそうですが脇が堅いと映像が締まりますからね。
いつもならはしゃぐ子供たちもいつもと違う戦隊ヒーローに戸惑いつつも愉しんでいたようでしたしね。


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一方の仮面ライダーはと言うと、夏の劇場版のお約束、九月から始まる新しい【仮面ライダー ウィザード】の顔見せ興行でもあるのですが、今回はいけてましたねぇ。去年の【フォーゼ】はもうどうしようかってくらい駄目でしたが(^_^;;)
何が良かったって最初、魔法遣いウィザードと名乗って出て来て、【フォーゼ】にライダーじゃないのかと問われ、じゃあ今日から仮面ライダーを名乗るぜなどと嘯いちゃうんですから。【メテオ】にそんな軽いもんじゃないと窘められつつも殿を務めるその特撮アクションは九月からのテレビシリーズを期待させるに値するまた新しいアイデア、天こ盛り状態のモノでした。
いやぁ、こういう作品を毎年作り続ける方達ってどんな頭の構造してるんでしょうかねぇ。
一度、その会議風景を見せて貰いたいものです。


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でも一番のゲストは36年前の特撮ヒーロー『宇宙鉄人キョーダイン』が立場を正邪入れ替えての登壇になった事です。
しかも名前もスカイゼル&グランゼルからグランダイン&スカイダインとなり兄弟であった筈なのに兄妹となった事でスカイダインはお兄ちゃんから妹になってしまって度肝抜かれました。


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反対に『宇宙鉄人キョーダイン』では敵役だったブラックナイトが原幹恵さん演じる「インガ・ブリンク」のナイト役で彼女を二回もお姫様だっこしちゃうんですもの。おまけに終盤、原幹恵さんのピンアクションはまるで仮面ライダーである事を忘れてVシネマかと思う出来映えにちょっとクラクラしてしまいました。さすが、実写版キューティーハニーです。
あれ?そう言えばゴーバスターズに最近出るようになった新しい敵の幹部・エスケイプ役の水崎綾女さんも実写版キューティーハニーでしたね、残念ながら劇場版には出演されてなかったですけど。


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でもねぇ、実は一番、感動させられたのは物語後半の舞台でもある衛星兵器「XVII(エックスブイツー)」なんですよね。「XVII」なんて名乗ってますけどこちらも往年の特撮『大鉄人17』ですから(笑)
この「XVII」とダチになると宣言して実現してしまうフォーゼである如月玄太朗との心温まるシーンには思わず涙してしまいましたよ。
後、まさかまさかの41番目のアストロスイッチのマテリアライズを実行する為に取ったライダー部の面々の行動とそれに呼応する元ゾディアーツになってしまった面々とのやりとりはベタ過ぎると思いつつもコレを撮りたかったから一年頑張って来たんだねぇと素直にまた涙してしまいました。
パンフにも詳細が載ってるので観たらパンフも買うべしです(^_^)b
 
仮面ライダーメテオこと朔田流星が使う拳法「星心大輪拳」(元ネタは仮面ライダースーパー1の「赤心少林拳」)がインガとの思いも寄らぬ交流を生み、その事が原因で野座間知子からスカン喰らうエピローグまでほとんどアクション、アクションの連続で一見、中身がないような作品に見えてしまうんですが、何故かストンと収まって最後には涙貰うとは坂本監督の手腕、見事でした。
一体、去年の暮れの映画の迷走っぷりは何だったのかと問いたくなるほどの快作でしたね。
 
さぁて、来週は『トータル・リコール』です。
観に行く暇作れるかなぁ(笑)



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