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今年の“SNOW WHITE”はモテモテだね(笑)【映画 Mirror Mirror(訳:鏡よ、鏡)「邦題:白雪姫と鏡の女王」】 [映像・音楽]

漸く少し涼しくなり始めましたね。
お陰で週末は少し過ごし易そうだろうと踏んで久しぶりにデイウォークと洒落込みたいと思います。
ここの処、週末は歩くのを控えてたらホンの僅か体重が増えてしまいましたからね(爆)
さて、そんな週末を控えた今宵は昨夜(日付的には一昨日の夜)観た映画のお話です。

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観てきたのは今年200周年となるグリム童話の代表作『白雪姫』をまたまた大胆にアレンジした原題:Mirror Mirror(訳:鏡よ、鏡)「邦題:白雪姫と鏡の女王」です。

正直、初日に観たかったのですが先週は飲みの先約があったので「まぁ1週間後の金曜のレイトショーでもいいかぁ」と思ってたらもうレイトショー扱いじゃなくなると言うじゃないですか。慌てて予定を変更してわざわざ誕生日に観る事になったのでした。

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↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)背表紙に切り替わります。

まだ封切ってからちょうど一週間なのにレイトショーとは言え10名程しかオーディエンスが居ない状態だったので凄く映像に集中出来ました。
おまけに【SONY DIGITAL CINEMA 4K】スクリーンでしたから、ね。
映画そのものは六月の『SNOW WHITE』に続いてお話の構成を大胆に組み替えており、『SNOW WHITE』が重厚なアクションダークファンタジーだとすればこちらは喜劇とでも呼べそうなくらい根明なライトファンタジーに仕上がっていました。どちらが好みかと言えば今作ですね。
ちなみに今作の“SNOW WHITE”役のリリー・コリンズは、眉毛キリリの黒髪美人に扮しており思わず『ローマの休日』をリメイクして欲しいと思ったくらい表情豊かな女優さんでした。しかも、お父さんはなんとフィル・コリンズ氏だとパンフを読んで知った次第です。道理でエンディングを彼女が謳う訳ですが堂に入ってる筈です。


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原題が『Mirror Mirror』と言う事もあってこの話は鏡の女王目線なのかなぁと思いつつ観始めた訳ですが、冒頭の人形劇で語られるあらすじの語り手としてジュリア・ロバーツ演じる鏡の女王がまさかの開き直りで「この話は私の話しよ」と語るとは思いもしませんでした。その辺りは物語を最後まで観れば良い意味で裏切られるのでお話の大筋は何ら『白雪姫』を逸脱してないのですが、何より王子さまのキスだったり毒林檎の件は完全に話やそのシチュエーションは組み替えていて後半へと向かう畳み掛け方は爽快でした。
正直『SNOW WHITE』のクライマックスよりこちらの方が老若女性同士の戦いを皮肉ってると考えれば腑に落ちます。何より観ててどんどん化けの皮が剥がれる女王と引きこもりから世間を学びいい意味での強かさを備えていく白雪姫の対比が小気味よかったです。
また7人の小人さんが都落ちの盗賊設定で伸縮自在の竹馬と呼ばれる人口脚を纏って戦う様がとっても格好よくて、それを脱いで小人さんに戻った時とのギャップがまた笑いを誘い終始にこやかに過ごさせて貰いました。


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実はエンドロールで今年の1月に亡くなられた石岡 瑛子さんの思い出と共にと言う文面が出る事でやはり劇中の衣装は彼女の作品だったかと納得する訳ですが、まだこんな豪華絢爛かつウィットに富んだ衣装を創出出来るのに逝くには早すぎると少しホロッとさせられてしまいました。
特に王子様の心を射止めんと行われる舞踏会の衣装と白雪姫が強かな盗賊一味になる為のお勉強シーンでのファッションショーかと思う程の量の衣装を着る処は必見です。
 
そういう意味でもこれは是非、Blu-rayを買って何度も観たい作品となりました。
白雪姫なんてと思ってる方は欺されたと思って観ても損はしないと思いますよ( ̄ー ̄)


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