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特撮とロボットアニメの愛に溢れた王道バトル!!!!【映画 PACIFIC RIM】 [映像・音楽]

この週末は日本各地で40℃越えを記録する場所が出る程の猛暑で日中、外に出る事がこんなにも躊躇される事はなかったのではないでしょうか。
流石の私も身の危険の方が先に立ったので動くにしても夕方だったり、最低限の行動に留める事にしたのでした。
 
あの陽射しの中、映画を観に行くのは行くだけでぐったりとしてしまいそうなのと、冷え冷えの館内と外との差がありすぎて具合が悪くなる事、間違いなしと判断して金曜日のレイトショー鑑賞は間違いじゃなかった様です。
こう言う時、初日を金曜日に設定してくれる洋画は大変有り難いです(#^.^#)


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と言う訳で満を持して【PACIFIC RIM】を観て来ましたのでそのレビューなぞお送りしたいと思います。

最初、劇場で予告を観て、大怪獣と巨大ロボのバトルって何じゃ、こりゃと思ってあまり観る気はしてなかったのが最初の嘘偽らざる気持ちでした。
なんせ、日本の特撮ファンにとってあの忌まわしき【GODZILLA】の妄執が刻みつけられてますからねぇ。


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なんと来場者プレゼントは“寺田克也”氏描き下ろしポストカードでした\(^O^)/
最初はそんな気持ちの方が強かったのですが繰り返し予告を観る事(他の映画を観る度に予告をやってましたから)でやはり特撮ファンとしては観ておこうと初日のチケットを予約したのです。
観終わった感想は【GODZILLA】なんかと比べる事自体失礼な程、濃密で特撮だけでなくロボットアニメが好きなら堪らない設定の数々に打ちのめされたのでした。
【風立ちぬ】でカプローニさんが語る『人の創造的持ち時間は10年だ。 これからの10年、力を尽くして生きなさい。』がフラッシュバックする程、デル・トロ監督と言う御仁にとってはこれはその一作に値するのではないかと思う程、よく出来てます。


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まずはこの映画の図式として太平洋の海溝奥深くの裂け目からやってくる「KAIJYU(怪獣)」と呼ばれる巨大生物に対して人類が対抗手段としてドイツ語で狩人を意味する「JAEGER(イェーガー)」と呼ばれる巨大ロボット兵で立ち向かう事の顛末が描かれてるのが大前提な世界な訳です。
その「JAEGER(イェーガー)」を操縦するに辺り、当初は操縦者は一人設定だったものの神経を介して操縦する事から負荷が大きすぎて二人で操縦するスタイルが確立していく様がプロローグエピソードと絡めてお話しが進んで行きます。ここまでで正味20分ほどだと思うのですがこの時点で濃すぎます(爆)  
ちなみに二人で操縦するってどうなってるのかと思ったら一人が右脳をもう一人が左脳を担当する様になっていてその技術を「ドリフト」と呼び、二人の精神融合を行うのが「ブレイン・ハンドシェイク」と名付けられており、その所作の端々に日本のロボットアニメのエッセンスが入っててもうこれだけでご飯が何杯食べられるか分からないぞ状態でした。


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この「ブレイン・ハンドシェイク」は何も「JAEGER(イェーガー)」操縦者だけじゃなくてアッと驚く二人組が使う事で最終決戦の不利的状況を打破する事にも繋がる辺りは総ての人が闘ってるんだ感が伝わって来るのと同時に流石、アメリカ映画だなぁと思う訳です。
この辺りのお話から最後に掛けてのエピソードは、実にハリウッド的メリハリが利いてて見応えのあるエンターテイメントとして成立しており、観てて安心出来ます。「KAIJYU(怪獣)」が出る事でB級の烙印を押されかねないのを押し留めてくれてるのでちゃんと最後まで愉しめました。
 
主役となる機体(Gipsy Danger)が最新型じゃなくて割とロートルな機体って設定なのも何でだろうと思ったら、中盤の攻防戦でポンと膝を打つ事になるのですよ。ヒントはその時点で動ける機体の中で唯一の原子力駆動だったからなんですが、この件はまんま『ジャイアントロボ The Animation〜地球が静止する日〜』におけるジャイアントロボの秘密そのもののエピソードなのでもうね、胸熱過ぎました。
そして、エンドロールの最後に『モンスターマスター、Ray Harryhausenと本多猪四郎に捧ぐ』で締める辺り、( ̄ー ̄)とさせられます。
 
馬鹿にしてた「JAEGER(イェーガー)」達ですが動き出したら凛々しいのなんの、特に修復後の機体(Gipsy Danger)が(OTACHI)と呼ばれる「KAIJYU(怪獣)」との一戦で繰り出すチェーン・ソードの一閃は歴史に残る構図でした。
幼少期の芦田愛菜ちゃんの熱演に因る処も大きいのですが、女優さんとしてはあまり好きじゃ無い“森マコ”役の菊地 凛子さんも今作で好きになりましたしね、概ねハッピーな映画でした。

最後になりますが、今からblu-ray豪華版が愉しみな一本になりました。
時間があったらもう一回は観たいです(`・ω・´)キリッ



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