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瀬かいはひとつじゃない!【劇場版 SPEC 結(close) 爻ノ篇 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿】 [映像・音楽]

金曜日の夜は何とか仕事にけりをつけていそいそといつものシネコンに向かったのは昨日の予約投稿のレビューでお伝えした通りです。

観て来たのはご承知の通り【劇場版 SPEC 結(close) 爻ノ篇 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿】です。
果たして不安は的中するのか、それとも良い意味で裏切られて落着するのかワクワクして臨みました。


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流石に漸ノ篇の時の様に映画の日の封切りではなかったので満席には少し届かなかった様ですが、レイトショーとしては大入り状態でした。

さて、冒頭は漸ノ篇のおさらいをしつつ始まったので更に尺が短くなるじゃないかとツッコミつつ、フラッシュバックに出てたある人物の名前と演者の事を思い出してて、ある事に気付いてしまったらもう大変!
その事を切り口に物語が進み始めるんですもん。
なんで、漸ノ篇を観た直後にスルーしたのかと自問自答する事しきりでした。
レビューのタグにもこの方、ここで退場な訳ないよねぇと思いつつ加えておかなかった事を軽く後悔しました。
ホント、この制作チームって、苗字遊びが好きですよね(笑)


SPEC_CLOSE_KOU_003.jpg
↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)裏表紙の当麻サイドに切り替わります。
本編はかなり刑事ドラマとは異質な光景が繰り広げられる事になるのですが、日本映画もグリーンバック合成が素晴らしく良くなりましたね。
それだけでも観る価値ありました。
向井理くん演じるセカイと対となるプロフェッサーJことユダ(敢えて伏せますけど、女性じゃなかったんかいってツッコミはみんなしたと思いますww)と当麻(当然の戸田恵梨香さん)の掛け合いの演技は素晴らしかったですねぇ。
特にユダ役のあの方は極道から刑事、果ては父親役にナレーションととても声に独特の厚みがあってファンなんですが、彼に引っ張られたと言うより本人が化けたとでも言うほど向井くんの声は純粋な狂気をもった感じでいかしてましたww
 
結局、黙示録的な話と平行世界(まさかその為に同じ局の師弟関係にあるあの方がメガホンを取ったあの作品からあの女優さんと象徴的であったシーンをアングルそのままにVFXを駆使して再利用するなんて誰が想像しますか、ねぇ。)つまりパラドックスネタではありましたがエピローグへと連なる映像とそのバックに流れる佐野元春さんの『彼女』が実にマッチしてて一編のPVを見てる様でした。
あれがあったから当麻は瀬文(加瀬亮くん)に救われた感がして良いエンディングでした。
後、その後に何処らともなく聞こえる男女の声があの田島礼子さんと井上真樹夫さんなので、思わずハーロックとエメラルダス?と嵌められたのは私だけではない筈。
あれは星の声だったのかなぁ。
少しだけ謎が残りましたがそれは今後に繋がる何かかもしれませんし温めておきましょう、各自の心の中に。
関係者のみなさん、お疲れ様でした。見事な風呂敷の畳み方でした。
不安を抱いて失礼しましたm(__)m
 
蛇足ですが、まさか漸と爻を足して完全版なんか作ったりしないですよね?(爆)


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