SSブログ

素敵な(素晴らしくて適わない)映画でした!!!!!【映画・駆込み女と駆出し男 -Kakekomi- at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

昨日は時折、小雨がぱらつき蒸し蒸しした日でしたね。
私は小雨ぱらつく早朝から、映画を観て来ました。

予告編を初めて観た時から割と気になっていた映画なので初日初回に馳せ参じるのは最低の礼儀かと思います。
そもそもの興味は井上ひさし先生の短編をどうやって長編時代劇に仕立てあげるのかと言う事と切った張ったが見せ場の従来の時代劇とは一線を画す作品が増えてる中でなお一層、『縁切り寺』などと言うネタで映画が成立するのかと言う二点でした。



↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

もう何を観て来たか、お分かりですね。
大泉洋さん、戸田恵梨香さん、満島ひかりさん、主演の『駆込み女と駆出し男』です。
始めにどんなお話かと言うと江戸時代、学生時代の授業に出て来たあのケチケチ老中・水野忠邦が天保の改革真っ只中の頃、実際にあった縁切り寺である“東慶寺”を舞台にそこに駆込まざるを得なくなった鉄練りじょご[戸田恵梨香さん]と堀切屋の妾・お吟[満島ひかりさん]を始めとする女性達と縁切り寺になくてはならない御用宿の主・三代目柏屋源兵衛[樹木希林さん]の甥である見習い医者兼駆出し戯作者(げさくしゃ)・中村信次郎[大泉洋さん]を中心に織り成される人情エンターテイメントです。


細かい事はさておき、結論から言うとこの映画、今まで観た時代劇の中でマイベスト1になりました\(^O^)/
ぶっちゃけると時代劇に限定したマイベスト1と言うより邦画、洋画問わず、総合的なバランスが良く取れていて2時間23分と言う長丁場の中、弛みもなく時間を感じさせず魅せ切ってくれたこの映画は私が観て来た映画や長編ドラマなどなどの中でもかなり上位に来た事は間違いありません。
色んな人に是非、観て欲しい映画だと胸を張って言えます。
天保年間のあの江戸が考証に基づいて丹念に描かれてるので歴史に興味を持つと言う意味でも良い作品です。 更に奥さんや恋人がいらっしゃる男性諸氏は観終わったら是非、自分の相方をちゃんと労って上げてるかどうか胸に手を当てて考えて、出来てなければ今からでも遅くないので労ってあげましょう(^_^)b


Kakekomi_001.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

ちなみに中で巻き起こるエピソード(主に三人、副で三人、都合六人の女性の縁切りネタ)が描かれてるのですが、どれもちゃんと始末をつけ、観てるこっちが(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!ってなるエッセンスも個々に加えられており、本当に泣けて笑えて最後に大団円と呼ぶのはちょっと違うかなぁだけど、とてもいい塩梅の幕引きとなるのです。

Kakekomi_002.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

何だかんだ言って、時代劇好きの私にあって最も大好きな「南総里見八犬伝」の作者である曲亭馬琴[山崎努さん]がスクリーンに登場した時点でテンションはマックスになったんですけどね(^_^;;)
それに主演女優のお二人の凄まじい演技には終始引き込まれっ放しでその脇を固める樹木さん、キムラさんを筆頭とするベテラン女優、俳優の方々との丁々発止の大泉洋さんとのやりとりはあまりに自然で観てるこちらも自然と頬が緩むシーンばかりでしたね。
何やら、今回の主演三人でまた違う時代劇を撮る構想らしい事も舞台挨拶で語られたそうで、もしそれが現実となるなら、是非、劇場に足を運びたいと思います。
その前に今回は無料クーポンで観ちゃったから、もう一回はちゃんとチケット買って観て、Blu-rayが出たらそれも買う気マックスです(`・ω・´)キリッ



nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 7

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0