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二匹目のどじょう的尻すぼみだけにはならないでね。【宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち [STAR BLAZERS] 第一章 嚆矢篇 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

三月が始まりました。
終わりのそして始まりへの準備期間でもあるこの月は寂しさと期待とが入り混じる不思議な時季です。
この一ヶ月をどう過ごすかでその後が大きく変わる時季だったなぁと通り過ぎてから思っても後の祭りなので、学生時代を今、過ごしてる方は少し考えて生活した方が良いかもしれませんね。

さて、そんな前置きは置いといて本日はこの間の週末に観て来た特別興行の映像のお話です。



それは数年前に堂々とリメイクをして成功を収めた【宇宙戦艦ヤマト2199】の続編【宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち [STAR BLAZERS]】の第一章 嚆矢篇です。
個人的には私達が子供の頃に見ていた【宇宙戦艦ヤマト】をその後のシリーズをも包括して大胆に作り変え現代に合った重厚な内容に仕上げつつも旧作を踏襲した前作に非常に満足しておりました。
過去に旧作がどんどん調子に乗って新作を出す度に盛り下がっていった事が哀しかった思い出にある身としてはこの結末のまま、次はなくても良いと思っていたのですが、【宇宙戦艦ヤマト2199】でもチラリと登場し、その後、劇場版【星巡る方舟】でもがっつり登場していたガトランティス帝国との確執がたっぷりと描かれるのが本作になります。


要は劇場版【さらば宇宙戦艦ヤマト】とその後、テレビ版に落とし込み直した【宇宙戦艦ヤマト2】に当たる部分をリメイクするお話な訳です。
実は旧作のこのエピソードは出て来る艦艇達は好きなのですが、どうにも終わりが終わりなだけに好きになれなかったのですよね、絵も酷かった思い出があるので。
なので、今回も劇場にまで態々出掛けるのもなぁと思ってました。
で、結局の処、同世代の福井晴敏氏がシリーズ構成を担い、恐らくこの第一章を嚆矢篇、つまり発端と言う意味合いを持つ「嚆矢(こうし)=[会戦の始まりを知らせる用具として使われた鏑矢]」にしたのも同氏だろうと思ったから重い腰を上げたのでした。


Yamato2202_001.jpg
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。

なので、お話云々は前作からの新設定を活かしつつ、まさかのアンドロメダ級が五隻も出るのかよ、と言うツッコミを入れつつ、プロローグとしては先ず先ずのスタートを切ったなぁと感じられました。
ただねぇ、スタッフが前作から完全にスライドしてる訳でもないですし、特に総作画監督を置かないなどと言う旧作の時に感じた嫌な予感が的中した様で案の定の不安定な作画クオリティなのが非常に残念でした。
たまたま、隣に座った女性二人組の内、一人の方も終わってからその辺りに怒りを表されてて、目が肥えた方にはそう見えるんだなぁ、自分だけが感じた残念感ではなかったんだなぁと負の意味で胸を撫で下ろす結果となりました。
前作【宇宙戦艦ヤマト2199】が良い意味で再構築した結果をどうか踏みにじる事なく残り六章を描き切って欲しいと切に願います。
次回は四ヶ月後の六月二十四日から上映だそうですので、何とか作画品質の底上げがなされてます様に。



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