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二十四節気で感じる世界!!【日日是好日 at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は一日、雨確定かと思いきや、夕方からは曇天みたいですね。
結局、一昨日も仕事で遅くなりラン&ウォーク出来ず、モヤモヤしてましたが昨日も降る降る詐欺だったのに想定外の涼しさと仕事量に負けてナイトラン&ウォーク出来なかったので、今夜こそ予報通りに進んでくれれば走れる事になります(^_^)vbr>
さて、そんな今日ですが、昨日に引き続き先だって観て来た映画のお話、その二です。



観て来たのは“森下典子”さんの自伝エッセイを映画化した【日日是好日】です。何度も予告を映画館で観る内に観たいなぁと思ってはいましたが、公開日の一ヶ月前になんと、出演されてる“樹木希林”さんが逝去されてしまい、より観る気持ちが強くなった珍しい映画になりました。実際の樹木さんは原作者の森下さんを演じる黒木華さんを教えるお茶の先生として最初から最後までまんべんなく登場される訳ですが、その演じられた年数は24年に及び、64歳から88歳までを見事に表現なさっていました。恐らくデジタル技術なども少しは入っていたのでしょうが、そんな考えが消し飛ぶほど、プロローグとエピローグでは確かに年齢が全く違う事が自然と染み入ってくる様なそんな振る舞いをされてました。

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本作はタイトルにも記した通り、スーパーでの表記が何月何日ではなく二十四節気となっております。この演出が実に良かったです。もちろん、それが分からなくても映し出される背景とナレーションなどで補完出来るので物語の進行を妨げる事はありませんが、知ってるとなお、宜しいと言った処でしょうか。
パンフにはそんな二十四節気と劇中、その折折に使われた和菓子や掛け軸などの解説も載っており、今一度、物語を反芻したり和菓子などは実際に制作されたお菓子司さんも紹介されてるので、そちらを訪れてみると言った事も出来るかと思います。

お茶と主人公の半生を見事に調和させたお話ではありますが、観る側の人生に対しての問いかけにもなっており、実に渋い一本になっています。主役の黒木華さんがエピローグで一瞬、その場に居るのか分からない位のしっとりとした落ち着きを纏ってらして、何だか樹木さんがお茶の師と同時に演者の師でもあったかの様に見えてしまって、つい涙腺が緩んでしまいました。
Blu-rayが出たら買おうと思います。
その前に機会があればもう一回、観たいですねぇ。



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