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抜かずの剣は誇りの剣!【空母いぶき at MOVIX亀有】 [映像・音楽]
いやぁ、昨日も暑かったですね。
まだ五月で湿気が少ないからこそ、この暑さでも何とか凌げていますがこれが梅雨時だったらと思うとゾッとしますわ。
さて、そんな今日は先だっての金曜日にレイトショーで観て来た映画のお話です。
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
観て来たのは特報が入って以来、一日千秋の思いで焦がれていた【空母いぶき】です。
「沈黙の艦隊」などで著名なかわぐちかいじ先生の作品をどう映像化するのかと多少の不安も募らせていたのですが、企画に福井晴敏氏、脚本に伊藤和典氏と言う布陣に加え監督は若松節朗氏だと分かった時点で不安はどちらかと言うとワクドキに変わりながら上映開始されるのを待っていたのは言う間でもありません。
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ちなみに原作で対するは中国でしたが本作では東亜連邦と言うどちらかと言うとソビエト連邦崩壊以後燻り続けた結果、生じてしまった武装国家となり、主役である「空母いぶき」を主軸とした第五護衛隊群の布陣も映画オリジナルになっています。それでも私からするとパトレイバー劇場版などでお馴染みの伊藤和典氏の脚本だからか原作を読み込んでなくてもすんなり受け入れられる物語になっていました。
ただ、本作を現実とは違うファンタジー的に捉えてしまう若年層が観に来ていたのはちょっと残念に感じてしまいました。これも昨今、取り沙汰されている想像力の欠如だと思うと切なくなります。
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
製作側の意図としてエンタメ作品になる事を鑑みての出来映えもありましょうが、やはり自衛隊の本質を色濃く、漫画他で刷り込まれた世代としてはようやくこんな作品を銀幕で展開出来る様になったんだねぇと痛感する作品に仕上がっていると思います。何より、原作にはないマスコミ役としてたまたま乗艦していた本田翼さんと小倉久寛さんが演じたネット記者と新聞記者の存在が最後の幕引きに大きく貢献する事がとても自然に描かれていて好感が持てました。そして、アクセルとブレーキ役として配された筈の西島秀俊さんと佐々木蔵之介さんが演じる秋津と新波の描く真の思いは一緒だったからこそ至った結論に痺れる訳です。
企画に福井氏、脚本に伊藤氏と言う事からか、物語と言うか戦闘の美味しい処をかっ攫った護衛艦いそかぜ艦長を演じられた山内圭哉さんの本気モードになったら出てしまう関西弁と部下とのやり取りは軽妙かつ却って物語に真実みを帯びさせていて心地良かったです。
それ以外でも謎多き司令官的役割になってしまう西島さん演じる秋津艦長のクレバーな戦術指揮、アンチテーゼとしての副長役、佐々木蔵之介さんとの駆け引き、想定外だった本田翼さん演じる本多記者の楔役など、前半は心が締め付けられるシーンが中心だし、後半はどうこの戦争ではない戦闘に終始符を付けるのか、手に汗握るお話だったので2時間越えの作品の割にはお尻も痛くならない位、集中出来ました。
一つだけ残念だったのは観に来ていた客層で若年層(終映が23時以降なので本来は居てはいけない年代)には多分、今そこにある危機的な戦闘(戦争と呼称させない為の葛藤)とは受け取れなかった様でつまらなそう(集中出来てない様)にずーーーーっとポップコーンをカシャカシャさせながら観ていた事でしょうか。私は両親から伝え聞いた昔話だったり、両親の世代が描いた劇画や映画で悲惨なWW2を追体験してるから、どうしてヒーロー物やファンタジー物を観るみたいにカウチンポテトが出来る心情になるのか、全然、理解出来ませんでした。
色々な場面で想像力の欠如が叫ばれて久しいですが、そもそも、他者に対してやってはならない事に対する境界線が低い、もしくは全く感じない、ある種の不感症とも呼べる人ならざる者が増殖してるのかなぁと思ってゾッとしてしまいました。
最後に本作は公開前に心ない人の悪意とも取れる総理大臣役の佐藤浩市氏のインタビュー内容のトリミングで炎上してしまいましたが、トリミングした本人と炎上に荷担した著名な方々にはちゃんと作品を観て、それでも同じ事を発言出来るのか、問うてみたいですわ。
何処にもそんな欠片すらない作品なのは確かなので、ね(`・ω・´)キリッ
まぁ、皮肉にもそんな馬鹿な炎上に荷担したSNS的なものが本作の平和的決着点になっている事が却って、尻馬に乗った某著名人達に対していい恥さらしになっていてスッキリ出来ましたけどね(爆)
まだ五月で湿気が少ないからこそ、この暑さでも何とか凌げていますがこれが梅雨時だったらと思うとゾッとしますわ。
さて、そんな今日は先だっての金曜日にレイトショーで観て来た映画のお話です。
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観て来たのは特報が入って以来、一日千秋の思いで焦がれていた【空母いぶき】です。
「沈黙の艦隊」などで著名なかわぐちかいじ先生の作品をどう映像化するのかと多少の不安も募らせていたのですが、企画に福井晴敏氏、脚本に伊藤和典氏と言う布陣に加え監督は若松節朗氏だと分かった時点で不安はどちらかと言うとワクドキに変わりながら上映開始されるのを待っていたのは言う間でもありません。
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
ちなみに原作で対するは中国でしたが本作では東亜連邦と言うどちらかと言うとソビエト連邦崩壊以後燻り続けた結果、生じてしまった武装国家となり、主役である「空母いぶき」を主軸とした第五護衛隊群の布陣も映画オリジナルになっています。それでも私からするとパトレイバー劇場版などでお馴染みの伊藤和典氏の脚本だからか原作を読み込んでなくてもすんなり受け入れられる物語になっていました。
ただ、本作を現実とは違うファンタジー的に捉えてしまう若年層が観に来ていたのはちょっと残念に感じてしまいました。これも昨今、取り沙汰されている想像力の欠如だと思うと切なくなります。
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
製作側の意図としてエンタメ作品になる事を鑑みての出来映えもありましょうが、やはり自衛隊の本質を色濃く、漫画他で刷り込まれた世代としてはようやくこんな作品を銀幕で展開出来る様になったんだねぇと痛感する作品に仕上がっていると思います。何より、原作にはないマスコミ役としてたまたま乗艦していた本田翼さんと小倉久寛さんが演じたネット記者と新聞記者の存在が最後の幕引きに大きく貢献する事がとても自然に描かれていて好感が持てました。そして、アクセルとブレーキ役として配された筈の西島秀俊さんと佐々木蔵之介さんが演じる秋津と新波の描く真の思いは一緒だったからこそ至った結論に痺れる訳です。
企画に福井氏、脚本に伊藤氏と言う事からか、物語と言うか戦闘の美味しい処をかっ攫った護衛艦いそかぜ艦長を演じられた山内圭哉さんの本気モードになったら出てしまう関西弁と部下とのやり取りは軽妙かつ却って物語に真実みを帯びさせていて心地良かったです。
それ以外でも謎多き司令官的役割になってしまう西島さん演じる秋津艦長のクレバーな戦術指揮、アンチテーゼとしての副長役、佐々木蔵之介さんとの駆け引き、想定外だった本田翼さん演じる本多記者の楔役など、前半は心が締め付けられるシーンが中心だし、後半はどうこの戦争ではない戦闘に終始符を付けるのか、手に汗握るお話だったので2時間越えの作品の割にはお尻も痛くならない位、集中出来ました。
一つだけ残念だったのは観に来ていた客層で若年層(終映が23時以降なので本来は居てはいけない年代)には多分、今そこにある危機的な戦闘(戦争と呼称させない為の葛藤)とは受け取れなかった様でつまらなそう(集中出来てない様)にずーーーーっとポップコーンをカシャカシャさせながら観ていた事でしょうか。私は両親から伝え聞いた昔話だったり、両親の世代が描いた劇画や映画で悲惨なWW2を追体験してるから、どうしてヒーロー物やファンタジー物を観るみたいにカウチンポテトが出来る心情になるのか、全然、理解出来ませんでした。
色々な場面で想像力の欠如が叫ばれて久しいですが、そもそも、他者に対してやってはならない事に対する境界線が低い、もしくは全く感じない、ある種の不感症とも呼べる人ならざる者が増殖してるのかなぁと思ってゾッとしてしまいました。
最後に本作は公開前に心ない人の悪意とも取れる総理大臣役の佐藤浩市氏のインタビュー内容のトリミングで炎上してしまいましたが、トリミングした本人と炎上に荷担した著名な方々にはちゃんと作品を観て、それでも同じ事を発言出来るのか、問うてみたいですわ。
何処にもそんな欠片すらない作品なのは確かなので、ね(`・ω・´)キリッ
まぁ、皮肉にもそんな馬鹿な炎上に荷担したSNS的なものが本作の平和的決着点になっている事が却って、尻馬に乗った某著名人達に対していい恥さらしになっていてスッキリ出来ましたけどね(爆)
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