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映画にもこんな時代があったんだね。【カツベン! at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

今日は昨日と打って変わって、冷たい雨と一日、付き合わなきゃいけない日の様です。
明日はその反動で20度近くまで気温が上昇するとも言われてて、絶対に身体が弱い人は凹む事間違いなしのジェットコースター型気温変動に戦慄します。
 
さて、そんな今日は先だっての週末に観て来た映画のお話です。



観て来たのは周防正行監督の五年ぶりの新作、【カツベン!】です。
ちなみにタイトルのカツベンとはまだ映画が活動写真と呼ばれていた100年前に存在していた活動弁士の略です。本作はそんな活動弁士に憧れる少年と活動写真の中の人(つまり女優)に憧れる少女が夢を掴もうとする様を描いた活劇となっています。作りとしては主人公である染谷俊太郎(演じるは成田凌くん)とヒロイン・栗原梅子(演じるは黒島結菜さん)、それぞれが夢に憧れる子供時代で始まり、そのエピソードに対する答えで幕を閉じる流れとなっていて結果、笑いだけでなくどこかほろ苦い結末がグッときます。で、笑い自体は抑え目ですが周防作品と言えばこの人、竹中直人さんと渡辺エリさんが作品の主な舞台となる青木館を切り盛りする夫婦役を演じられていて、要所要所で笑かしてくれます。でも、一番笑ったのは主人公・俊太郎とライバル・茂木(演じるは高良健吾さん)の桐箪笥バトルでしょうか。なんで桐箪笥なんかでバトルが出来るかは劇場でご確認下さいませ。
 
無声映画だった時代に活動弁士が台詞や筋を語り、楽団が音を生で演奏するスタイルって我々の世代は実際に観た事がないので、このスタイルで昔の映画や今の映画を観てみたくなりました。我々が知ってるスタイルだとプロ野球珍プレイ好プレイのみのさんのナレーションが一番近いかもしれませんね。
最後に想像してたほど笑い飛ばせる喜劇ではなかったけどこの時期、じんわりするにはちょうど良い映画だったと思います。


※関連リンク

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