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結局、何をしたかったのだろう?【エウレカ/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション at MOVIX亀有】 [映像・音楽]

昨日は冬っぽくなくて気持ちの良い天気でしたね。
今日もその傾向は続くみたいで、お出掛けしようと思います。

さて、そんな今日、お送りするのは先月末に観た映画のお話です。



それは三作目にしてようやく完全新作で公開となった【エウレカ/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション】です。
まぁ、完全新作になったのは前二作でTVシリーズの作画を使えない状態のお話に持っていったから成り行き上仕方なくって感じだからか、完全新作を謳う割に作画品質は映画のそれではない部分が散見され、とても不愉快でしたけどね(-.-#)

ちなみに当blogでのタイトル表記はそんな不愉快さもあって敢えて日本語的にしています。本編内でもパンフなどでも全て英語表記しているので、本来ならそれに倣う様にするのですが、今作にはその価値無しと判断したので悪しからず。

EUREKA_EUREKASEVEN_HI-EVOLUTION_001.jpg
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正直、パンフもスタッフロールを全部掲載せず洋画のパンフみたいにメインスタッフしか掲載していないのも、気に入りません。
そもそも問題は何がしたかったのだろう?と言う事でしょう。観終わっても何も伝わって来ない作品にリメイクしたせいで、TVシリーズで綺麗に終わっていた作品の地位を自ら貶めてる様にしか思えないのですよ。一応、前二作を配信でおさらいした時に感じたのは劇場で観た時はTVシリーズと新作作画の差のバラツキに怒りを覚えたのがあまり感じなかったって事です。なので、この作品は配信限定で公開すれば作画の事はとやかく言われなかったんだよなぁと思って臨んだ結果、完全新作なんだけど、これも配信で観れば作画のバラツキだけは気にならなかったんだろうなぁと言う感想に落ち着いた訳です。

ただし、お話自体はもうね、お花畑です。コーラル畑です(爆)
エヴァのTVシリーズの終わり方で庵野さんが批判された時(あの頃はSNSがなかったのが不幸中の幸い)と同じ事を何故、わざわざ劇場版に仕立て直してやったのか意味が分かりません。富野さんや庵野さんが、自分が手掛けた作品を劇場にかけ直したのにはそれ相応の理由があっての事ですが、今作にはそうした理由は見つからず、非常に残念でなりません。
高橋御大に題字を書いて貰ったり、大河原さんにメカを発注したり、いい歳の大人が中二っぽい事を堂々と自分の過去作品のリメイクに当て嵌めただけで中身が見えて来ない作品を劇場にかける、その意味不明の自信は何処から来るのでしょう。そんな作品に出資する会社などがある事も実は問題だよなぁと思うのです。実際に興行成績の上位にはほぼ食い込めず、上映回数もあれよあれよという間に一日一回にまで落ち込んだ訳で制作費回収出来るの?会社大丈夫?って心配になります。
 
最後に妙に高速で随所に入るテロップ、あれは睡眠効果絶大でしたわ。
シン・ゴジラやエヴァと違って読めないテロップに意味はなく、ただただ邪魔なだけ。
きっと、配信に落ちてきても一々、停止しないでしょう。
もとい、そもそも観ないかな(爆)


※関連リンク

何故、今、この作品をこんな形で再定義しようとしたのだろう?【交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 1 at MOVIX亀有】

“もと”と“こちら”の融合、その果ては・・・【アネモネ/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション at MOVIX亀有】

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