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孤独のグルメ ロケ地巡り・その3【門前仲町 やきとり 庄助】 [食べ物]

今年の1月4日から全12話で展開していたテレビドラマ『孤独のグルメ』のロケ地を巡るシリーズ、第三弾です。
えっ、第二弾はどうしたかって、それはまた機会があればレビューするつもりなので首を長くじゃなく、休めてお待ちくださいませ。

さて、今回は第1回放送の地、門前仲町にある【やきとり 庄助】に行って参りました。

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お店は地下鉄東西線の二番出口から出て裏手の飲み屋さん街とでも言うべき辻と辻が交差する袂にひっそりとありました。
ですが、中は活気を帯びてる様で、ロケ地巡りのリーダー某氏を待つ間、やはりテレビ効果で訪れる人々が断られる様を見て、あーーやはりこういう飲み屋さんは地元の常連さんも多数いらっしゃるから飛び入りは無理かと諦めてたら、神のご加護か偶然、二人で飲んでらした方が帰られたじゃないですか。


これは突入せねばと、こどグルツアーリーダー某氏に「中に入って席を確保します」とTwitterのDMを飛ばすや否や暖簾を潜ったのでした。
中に入って想像通りなのに驚いたのが、カウンター6席に卓が2卓に4人ずつ、計14名で満席と言うこじんまりとした店構えでした。 切り盛りは女将さんとお手伝いのお姐さん二人でされてましたがこれがねぇ、凄いテキパキしててとても気持ちが良かったです。
一先ず、女将さんにもう一人追っかけきますからとお願いして席を確保するとまずはお通しが出てきました。


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とてもよくしゅんだ大根ともう軟骨まで食べられる程じっくり煮込まれた手羽が盛られて出てきました。
そして某氏を待つ間、女将さんと他のお客さんのやり取りを見てると二人で切り盛りしてるんですが、訪れてるお客さんみんなで食べ終わった料理の皿は下げたりして和気合い合いとした雰囲気になるほど、ここの流儀はこうなんだなと理解しました。
その感じ、嫌いじゃないです。


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ここのメインは暖簾を見ても明らかで焼き鳥なんですが全部で7種類かつ塩味しかないので一人1セットずつ注文します。
焼き上がるのを待つ間のアテに入った時から気になっていた「グリーンボール 浅漬」を注文しました。

 
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出てきたのはキャベツの浅漬でした。
そう言えばグリーンボールって品種あったね。
この浅漬がとてもシャキシャキしていてキャベツである事を忘れさせてくれるんですが、後から効いてくるニンニクがまたいい感じです。


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そうこうする内に焼き鳥第一陣が出てきました。
まずはつくねに軟骨です。
このつくねはテレビではある常連さんの食べ方を見た“五郎”が真似する訳ですがまずはそれは最後のお楽しみに取っておいて普通にかぶりつきます。
いやぁ、このつくねが絶品で外はカリカリ、でも中はフワァフワァなんです。何となくあの食べ方になった理由が分かる食感でした。
そして、軟骨がねぇ、これまた、いつまでもコリコリしててまるで口の中というリングでスパーリングするボクサー同士のパンチの応酬のように歯にぶつかってくるのがとてもリズミカルでとても美味しかったです。


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お次は手羽です。

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これまた皮側はパリパリなんですが肉側はジューシーで骨離れが抜群なんですよ。
うまい♪うまい♪


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さぁ折り返しの4本目はレバーです。
このレバーも臭みがなくとてもプリトロでジューシー!!


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皮を食す頃には既に瓶ビールからレモンハイに移行してるのですが、手作り感たっぷりレモンハイの濃さに痺れつつ脂っこくない皮に舌鼓を打つのです。

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さぁ、そして真打、砂肝の登場です。
この砂肝も今まで食べた中で一二を争う旨さとボリュームです。
砂肝特有の食感が最大増幅されるんですが、全然、臭みがなくとても美味いです。

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とりはやはり、焼き鳥の王様、葱間です。
この葱と正肉の幅が丁寧に揃えられてるので実に食べ易く葱が甘くて正肉のプリジューシーと相まってもう何本でもいけそうでした。
他のメニューも食したいのとつくねをリピートするのでここは一本で我慢、我慢(^_^;;)


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箸休め的に「山いもワサビ漬」を頼む訳ですが、これまた美味。
そして山いもの食感と言うより大根のお漬物に近い食感と後から襲い来るワサビのツーんとした刺激。
ご飯だ、ご飯を~と叫びたくなるような美味しさでした。


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つくねの再訪を待つ間、「キャベツコンビーフ炒め」をお願いする訳ですが、この料理、私の実家では父が三勤交代で仕事に行く前によく食していて、幼き頃、そのおこぼれに預かっていた思い出の品なんですよね。
まさか、こんな処で再開するとは感涙ものです。


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そうこうする内にまずはピーマンがやってきました(笑)
一見するとただのピーマンですが、ちょっと形がパプリカに近い感じじゃないですかね。


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私はつくねの再訪が待ち切れず、こんなおイタなぞしてしまいましたが、実に肉厚でピーマンが美味いです。
中に仕込んだのは先程の「山いもワサビ漬」と「キャベツコンビーフ炒め」ですが、何とも野菜漬けのヘルシーな変形サラダっぽくて美味かったです。


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で、ようやくピーマンを迎撃せんとつくねがやって来ました。

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で、どう迎撃するかと言うとこんな風に半分に割ったピーマンにつくねを一個入れて肉詰めがごとく潰すのです。
あっさりとした中に鶏肉のすっきりとした味とピーマンの野趣溢れる瑞々しさにこんな肉詰め、考えた常連さんって偉大だなぁとほとほと感心させられました。


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さぁ、まずは伝説を一つクリアしたので調子に乗って次の伝説へ。
そう、“五郎”も食した「信玄袋」です。
おあげの中に刻んだおくらとホタテが入ってるのです。
醤油をホンのちょっと垂らして食べて下さいと言う事なのでそれに従います。
実はここで私、大きな勘違いしててホタテじゃなくて納豆が入ってると思ったので相当意を決して臨んだのですが、食べれて\(^O^)/ってなってたらお姐さんにいや、うちは納豆じゃなくてオクラだからねって笑われてしまいました(*^^*)


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さぁ、ここからはエンジンが掛かり過ぎてしまい、「イワシ丸干し(甘塩)」を頼もうとしたら「さんま丸干し」が女将さんのお勧めと言うことでそちらを頼むと何とも可愛らしいさんまが出てきました。 あの大船渡で揚がったさんまとの事ですが全く骨も感じず、尾っぽまで食せてしまいました。
これは再訪する事があったらまた頼まなきゃです。


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〆のつもりでじゃこや梅紫蘇、ごまなど色んなものが宝物のように入ったやきめしを頼む訳ですが、これが〆と言うよりはここからまた飲めそうなおつまみ的な逸品で実に美味かったです。

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これが更なる呼び水となり、「手作りはんぺんバター焼」も頼んでしまいました(笑)
これがこの焼き加減もさる事ながら、カリッ、フワァッとした食感が堪りません。 なんだかすべてのメニューが美味すぎです。


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で、これが本当の〆の一品になりました。
「明太子入りオムレツ」です。
辛子明太子じゃないので純粋な海と大地の卵コラボの優しいハーモニーにいい塩梅のお腹具合となりました。ごちそうさまでした♪


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お店のごった返しもちょうど待ち合わせた時間がピークらしく、少し遅めにセッティングすれば割りとすんなりは入れそうだなぁと実感出来ましたので、近場の私としては再訪したくなりました。
 
壁に貼られていた新聞記事にたまたまキムタクの結婚記事が載ってて妙に時間の流れを感じることが出来たり、昨年末にロケで訪れた久住昌之氏と松重豊さんのサインで、ロケを敢行してから6日ほどで放送が始まった事に驚愕しつつお店を後にしたのでした。



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