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50周年に相応しい映画でした♪ そして、イニシャルはM!【007 / SKYFALL】 [映像・音楽]

時折、陽射しの中に居るとぽかぽかしてくる事もありますが一度、日陰の中を突き進むとしんしんと手足が悴む今日この頃。
本来なら初日初回を予約してたのに、突然、電池の切れたおもちゃの様に動けなくて行けなかった映画をレイトショーで観てきました。
 
これから毎週の様に新作ラッシュとなる正月映画のため、私がいつも使うシネコンでは初週の一回目しか「Sony Digital Cinema 4K」スクリーンには掛けて貰えないため、土日に行けなかった私は致し方なくレイトショーで我慢する事にしたのでした。
本音を言えばどのシネコンでもどのメーカーの上映システムを使ってるか表示して欲しいし、上映システム供給メーカーも自分の処のサイトに載せるべきだと思うんですよねぇ。そうすれば自ずと映画好きの口コミで伝播していくと思うのです。
ちなみに私が通う「TOHOシネマズ 錦糸町」は1,3,5,7,8スクリーンが「Sony Digital Cinema 4K」を採用してるそうです。


SKYFALL_001.jpg
さて、今作で23作目、50周年の節目の記念すべき007シリーズ『SKYFALL』ですが、この劇場ポスターにも使われてるようにスタイリッシュなアクションシーンはほとんどなくリアルな肉弾戦ありきの素晴らしいアクション映画でした。
ちなみに私は赤子の時から第一作のリバイバルを見せられてるそうです、はい、無茶な我が父親です(笑)


冒頭のお約束のアクションはトルコで繰り広げられるのですが屋根をモトクロスバイクでの追っかけこが圧巻でそのまま、電車の屋根での肉弾戦からまさかの展開でオープニング映像へと導かれる様は痺れました。オープニング映像もアデルが謳う主題歌「SKYFALL」が第3作『GOLDFINGER』を彷彿させるものであり、その映像を見てると中身を知らなくてもあーー舞台はあそこなんだと容易に想像できる展開が中々良かったです。

SKYFALL_002.jpg
そして、必ずと言っていいほど命を落とす「Bond Girl」が絶命するシーンはどこかで見たけどまさか、ねって思ってたらエンドロールに長崎は軍艦島と入っていたので思わず膝を叩きそうになってしまいました。これほど撮影する側の感性で全く違った異邦のどこかに見えてしまうものなんですね。
Blu-ray化されたらまた観たいシーンです。(「Bond Girl」が撃たれてしまうシーンなんですけどね(T^T)


SKYFALL_003.jpg
後、初代「ボンドカー」アストンマーチンDB5(これも初登場は『GOLDFINGER』です。)が出てきてクライマックスの舞台へと誘うシーンで満を持してオリジナルスコアに近いジェームズ・ボンドのテーマが掛かるんですが、泣けます。間違いなく007ファンなら泣けます。
今回は実に分かり易い伏線しか貼ってないのですよ。なので、始まって1時間もしない内に物語の最終舞台は別にしてあーーー、もしかして今回であのヒトが亡くなるのって思えてしまうと俄然、観る視線が変わってしまいました。私は別に妙齢のご婦人贔屓ではないにしてもなんか切なく思えて、ね。歳なんでしょか(^_^;;)

とにかく今回は仇役が異形の顔立ちを見せるところ(『Nobody Does It Better(私を愛したスパイ)』や『MOONRAKER』のジョーズを彷彿させる)など、オールドファンに対するサービスがてんこ盛りなんですが,いずれにしてもダニエル・クレイグ主演のこの三部作は007シリーズが次第に陳腐な荒唐無稽映画になってしまったモノを実に大人なドラマを交えたスパイのお話へと引き戻してくれたので、是非、このまま後三作は創って欲しいものです。SONYファンとしては“Sony Pictures”配給の映画でもある事ですし、ね。

最後にまさかねぇ、こんなにもジェームス・ボンドの生い立ちや過去を浮き彫りにしつつリアルなスパイアクション映画を作り上げた関係者の方々には素直に拍手を送りたいと思います。



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