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高級レンズ一体型カメラに対する考え方に正解はないよね。【OLYMPUS・STYLUS 1 / CASIO・EX-10】 [新製品]
一年って早いですね。
去年の今頃は【DSC-RX1】を何度も交換する羽目になって色んな方に迷惑を掛け、それが今年に跳ね返り色んなものを失った一年でもありました。結局、丁度一年後に【DSC-RX10】が我が家にやって来て今年のカメラは買い納めな訳ですが、何となく“SONY”のモノづくりに対する連続性や継続性と言った製造メーカーなら少しは持っておかなければならないそういう部分は『自由闊達』に打ち消されてしまう事が身にしみた一年でもありました。
結論としてそういう部分こそが“SONY”をここまでの企業にした原動力であると同時に、その部分が昔より色濃くなり過ぎて毒にもなってると言う部分を飲み込めなければファンユーザーとして付き合っていく事は罷りならないんだなぁとかなり哀しくなったのは紛れも無い私の奥深い心情です。
そんな“SONY”らしい精神で送り出された昨年の【DSC-RX1】と今年の【α7シリーズ】がカメラの常識を覆した事に間違いはなく、だからこそ各社こぞって、【DSC-RX1】や【DSC-RX10】のライバル足りえる高級レンズ一体型デジタルカメラに注力した今年の秋冬商戦は相当な新製品ラッシュが12月に入ってからも繰り広げられてる訳です。
きっと来年は【α7シリーズ】に触発されてまた新たなライバル達が出現する事でしょう。
そんな新製品の内、【DSC-RX10】と少しだけ比較した“OLYMPUS”の【STYLUS 1】と外連味たっぷりなキャッチフレーズが面白い“CASIO”の【EX-10】について思う処を少しだけ語ってみる事にします。
【STYLUS 1】は【DSC-RX10】より遅れて発表され、似た様なコンセプトなカメラだったのでショールームに態々出向いてどんな仕上がりなのか確認した機体でもあります。
イメージャーサイズが1インチより更に小さいので実現できた28-300mm F2.8 通しレンズと別売りのテレコンバーターを使って510mmまでそのままの開放値を維持すると言うとんでもない機体なので場合によってはこちらを購入する選択肢もあったんです、見るまではね。
↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)自動開閉式レンズキャップが開きます。
実際、初見で触った感触としてAFも遅くないし質感もまずまずで何よりサイズ感が自分の中ではかなり惹かれたのですが、どうしてもパワーズームにせざるを得ないこの手のカメラとしてステップズームが省かれている事(ズーム表示が倍率ってのがねぇ)が引っかかったのとショールームに展示された機体は量産機ではなかったせいか、ハイブリッドコントロールリングとサブダイアルの感触が今一歩でした。
ショールームに一台しか展示がない状態でそこに触りたい人が群がる状態でしたし、初見でグッと来なければ却下の精神で【DSC-RX10】を手に入れたのはもうご存知の通りです。
で、SNSなどで「触った?触ったよ!」などとやり取りをしててカタログを貰うついでに触ってみて、意外と手に馴染む事を再認識してしまいました。ハイブリッドコントロールリングの通常のクリック感とFn2ボタンの周囲に用意されたレバーを切り替える事で実現するクラッチレス感が実に良くなっているのと初見では気付かなかったサブダイアルとのコンビネーションに嵌ってしまいました。
これはもしかすると来年、【DSC-TX300V】の後継が出なかったら常用機として買ってしまいそうになるかも。
ネックは防滴じゃない事ぐらいだものねぇ。
初見のズーム表示が画角じゃなくて倍率なのは目を瞑れそうだし(オイ
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
一方の【EX-10】ですがこちらも“CASIO”としては最上位機種であり大柄な機体な筈なのですが、個々の仕上げがこのクラスを買う層に対して聊かチープじゃないだろうかと言う代物でした。
確かにAKBYにはマグネシウムダイキャスト製の素地のままのボディやアルミ削り出しのファンクションリングが一緒に展示されてて、「どうです!凄いでしょ!!」って押しは分かるんですけど実際の機体のそれは何処かおもちゃじみた感触で好きにはなれません。
昨年モデルから採用されたリングメニューも少しは良くなったみたいですが通常のメニューのページが切り替わる度にカクンとなるUIも頂けませんし、総じて【STYLUS 1】よりお札一枚分高い金額をこのカメラに払う層が如何ほどいるかと言うとかなり厳しいと感じました。
実際、AKBYで【STYLUS 1】が要所要所に四台も展示されてるのに対して【EX-10】は一体、何処に展示してるのか探すだけで一苦労でしたから、売る側も良く理解してるなぁと思いました。
飛び道具としての機能はあくまで飛び道具であり、カメラとしての信頼を寄せるにたるデザインがあって初めて消費者が固い財布の紐を緩めてくれるものじゃないかと思うと苦戦しそうですねぇ、【EX-10】は。
ところで【STYLUS 1】、何処かでモニター機材の貸し出しないかしら、|∀・)チラッ
去年の今頃は【DSC-RX1】を何度も交換する羽目になって色んな方に迷惑を掛け、それが今年に跳ね返り色んなものを失った一年でもありました。結局、丁度一年後に【DSC-RX10】が我が家にやって来て今年のカメラは買い納めな訳ですが、何となく“SONY”のモノづくりに対する連続性や継続性と言った製造メーカーなら少しは持っておかなければならないそういう部分は『自由闊達』に打ち消されてしまう事が身にしみた一年でもありました。
結論としてそういう部分こそが“SONY”をここまでの企業にした原動力であると同時に、その部分が昔より色濃くなり過ぎて毒にもなってると言う部分を飲み込めなければファンユーザーとして付き合っていく事は罷りならないんだなぁとかなり哀しくなったのは紛れも無い私の奥深い心情です。
そんな“SONY”らしい精神で送り出された昨年の【DSC-RX1】と今年の【α7シリーズ】がカメラの常識を覆した事に間違いはなく、だからこそ各社こぞって、【DSC-RX1】や【DSC-RX10】のライバル足りえる高級レンズ一体型デジタルカメラに注力した今年の秋冬商戦は相当な新製品ラッシュが12月に入ってからも繰り広げられてる訳です。
きっと来年は【α7シリーズ】に触発されてまた新たなライバル達が出現する事でしょう。
そんな新製品の内、【DSC-RX10】と少しだけ比較した“OLYMPUS”の【STYLUS 1】と外連味たっぷりなキャッチフレーズが面白い“CASIO”の【EX-10】について思う処を少しだけ語ってみる事にします。
【STYLUS 1】は【DSC-RX10】より遅れて発表され、似た様なコンセプトなカメラだったのでショールームに態々出向いてどんな仕上がりなのか確認した機体でもあります。
イメージャーサイズが1インチより更に小さいので実現できた28-300mm F2.8 通しレンズと別売りのテレコンバーターを使って510mmまでそのままの開放値を維持すると言うとんでもない機体なので場合によってはこちらを購入する選択肢もあったんです、見るまではね。
↑カーソルを合わせると(iPhone/iPadの場合はタップすると)自動開閉式レンズキャップが開きます。
実際、初見で触った感触としてAFも遅くないし質感もまずまずで何よりサイズ感が自分の中ではかなり惹かれたのですが、どうしてもパワーズームにせざるを得ないこの手のカメラとしてステップズームが省かれている事(ズーム表示が倍率ってのがねぇ)が引っかかったのとショールームに展示された機体は量産機ではなかったせいか、ハイブリッドコントロールリングとサブダイアルの感触が今一歩でした。
ショールームに一台しか展示がない状態でそこに触りたい人が群がる状態でしたし、初見でグッと来なければ却下の精神で【DSC-RX10】を手に入れたのはもうご存知の通りです。
で、SNSなどで「触った?触ったよ!」などとやり取りをしててカタログを貰うついでに触ってみて、意外と手に馴染む事を再認識してしまいました。ハイブリッドコントロールリングの通常のクリック感とFn2ボタンの周囲に用意されたレバーを切り替える事で実現するクラッチレス感が実に良くなっているのと初見では気付かなかったサブダイアルとのコンビネーションに嵌ってしまいました。
これはもしかすると来年、【DSC-TX300V】の後継が出なかったら常用機として買ってしまいそうになるかも。
ネックは防滴じゃない事ぐらいだものねぇ。
初見のズーム表示が画角じゃなくて倍率なのは目を瞑れそうだし(オイ
↑カーソルを合わせてクリックすると(iPhone/iPadの場合はタップすると)別ウィンドウで展開します。
一方の【EX-10】ですがこちらも“CASIO”としては最上位機種であり大柄な機体な筈なのですが、個々の仕上げがこのクラスを買う層に対して聊かチープじゃないだろうかと言う代物でした。
確かにAKBYにはマグネシウムダイキャスト製の素地のままのボディやアルミ削り出しのファンクションリングが一緒に展示されてて、「どうです!凄いでしょ!!」って押しは分かるんですけど実際の機体のそれは何処かおもちゃじみた感触で好きにはなれません。
昨年モデルから採用されたリングメニューも少しは良くなったみたいですが通常のメニューのページが切り替わる度にカクンとなるUIも頂けませんし、総じて【STYLUS 1】よりお札一枚分高い金額をこのカメラに払う層が如何ほどいるかと言うとかなり厳しいと感じました。
実際、AKBYで【STYLUS 1】が要所要所に四台も展示されてるのに対して【EX-10】は一体、何処に展示してるのか探すだけで一苦労でしたから、売る側も良く理解してるなぁと思いました。
飛び道具としての機能はあくまで飛び道具であり、カメラとしての信頼を寄せるにたるデザインがあって初めて消費者が固い財布の紐を緩めてくれるものじゃないかと思うと苦戦しそうですねぇ、【EX-10】は。
ところで【STYLUS 1】、何処かでモニター機材の貸し出しないかしら、|∀・)チラッ
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