SSブログ

万城目ワールドだよねぇ(笑)【偉大なる、しゅららぼん】 [映像・音楽]

いやぁ、土曜日は長い睡眠ではなかったもののすっきり目覚めた後、極度の目眩に襲われ結果、途中で何度か意識を取り戻したものの合計18時間も寝てしましまいました(><)
ほとんど船酔い状態みたいなものだったので長時間、寝ていたと言う感覚はなかったのですが毎日、きっちり上げていたレビューも今日だけはこんな明け方にお送りする事になっております(つまり、さっきまで寝てたって事ですw)
 
ちょうどこの金曜日が“TOHOシネマズ”が毎月14日に開催している「TOHOシネマズデイ」と言う全作品1000円で見られる最後の日(4月からは1100円になる)だったので敢えて初日を外して『偉大なる、しゅららぼん』を観てきました。

The_Great_ShuRaRa_Bon_001.jpg
“万城目学”氏の小説にして映像化も『鹿男あをによし』、『鴨川ホルモー』、『プリンセス トヨトミ-PRINCESS TOYOTOMI-』に続き四作目になりますね。
正直、氏の作風が奇想天外過ぎて二時間弱の映画に収めるには落とし所が難しいなぁと印象が強く最初にドラマ化した『鹿男あをによし』が一番良いなぁと思っていたのですが、今回は良い意味で裏切られたのでそこそこ愉しめました(笑)


このお話しは日本最大の湖“琵琶湖”を舞台に繰り広げられる“日出(ひので)家”と“棗(なつめ)家”と言う琵琶湖から授かった不思議な力を1300年もの間、代代受け継ぐ両家の跡取りに焦点を当て描かれています。そんな不思議な力を授かる人間は両家でも全員ではなく“琵琶湖”内にある実在する“竹生島”のある儀式で力が発動しないと認定されないようで力が発動した者には必ず「さんずい」が付いた漢字を一文字入れるルールがある設定なので主役の濱田君が演じる淡十郎は日出家本家次期当主である為、「さんずい」は「さんずい」でも「淡」が冠され十番目当主なので淡十郎となり、そのはとこ役である岡田君が演じるのは日出涼介と言う具合に出演者のほとんどが名前に「さんずい」が付くと言う事になってます。
 
で、登場人物の中で日出家の船頭を演じる笹野高史さんだけ源治郎と「さんずい」が重なって使われており力がない事を表す事が劇中で語られるのですが、そもそもこの源爺(源治郎のこと)は日出の家系ではないのでと注釈されてる事がクライマックスへ向けての大伏線になってました(爆)
 
早々、日出家の力は人の心を操る能力で棗家の力は刻を止める能力となっています。
互いに力を使われた時に側に居ると大音量の雑音が耳に響き渡りのたうち廻る設定には最初、なんじゃそりゃと思うのですがその雑音にこそ、タイトルに掛かる重大な伏線が仕込んであり最後の最後、エンドロールの先のエピローグで淡十郎から語られて綺麗に落ちる様はお見事なので是非、エンドロールの最中に退席するのは止めて観て欲しいと思います。
ちなみに[しゅらら]が日出家が力を出された際に響く雑音で[ぼん]が棗家が力を出された際に響く雑音の筈です。もしかしたら逆かも知れないけどその場合はご容赦の程をww


The_Great_ShuRaRa_Bon_002.jpg
しかし、このパンフレットは淡十郎と涼介の鞄になってるんですけど、紅いでしょ。
鞄だけでなく紅い詰め襟を二人だけ着て学内を動く様は流石の紅好きでも少し引くわ〜って感じでしたけどそれ以上に主要な三人の高校一年生役は結構、無理があるんじゃないって思って観続けましたけどそもそも奇想天外だから段々馴染んでしまって気にならなくなるのは不思議でしたね。
 
後は主題歌がまさかの「ももクロ」だったのでのけぞってしまいましたが、意外と彼女たちも不思議な存在だからアリなのかなぁと思ってしまいました。


※関連リンク

ほろ酔い加減(^_^;;

おいおい、梅雨入りだって!? 【プリンセス トヨトミ-PRINCESS TOYOTOMI-】


nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 9

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0