進化を遡る･その１【BANDAI･DX超合金 YF-29 デュランダル FIGHTER 編】

今年は結局の処、冷夏ではありませんでしたね。
それにしても西日本を襲った大雨の爪痕はこれから各所で広島以上の土砂災害を起こさないか、心配です。
やはり、目に見えない場所の安全管理に十分な資金を投入してたとしてもこの災害を防げたかは分からない処ですが、この現実を見据えるとメンテナンスや安全管理と言った連綿と存続させなければならない事に対しての手抜きや基準を甘くする事だけはして欲しくないものです。

そんな前置きとは脈絡なく始める今日のレビューはまたしても玩具系ですが、何か(笑)


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二週間ほど前に、三回に渡ってお送りした“BANDAI”のDX超合金【YF-30 クロノス】の発売から遡る事、三年前に発売されていた【YF-29 デュランダル】に焦点を当ててみたいと思います。

あの頃は他にネタがいっぱいで玩具系はあまりレビューしてなかったのですが最近はガジェット系もすっかり落ち着いてますし、形あるモノはいつか壊れるので無事な内に【DSC-RX1】で撮影しておこうと思ったのと、三年の月日はどれほどの進化を齎していたのかを逆説的に検証してみたくなったので二回に分けてお送りしようと思います。


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この機体は『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』での主役機です。試作機故の紅き派手なカラーリングが戦闘機っぽくなく賛否両論分かれる処ですが紅好きの私には持って来いの機体だったのにあまり遊ぶ事もなくずっとパッケージに仕舞われたままだったと言う悲運の機体でもあります。


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【YF-30 クロノス】と違って、スタンド絡みのパーツが少なめです。この当時はこれでも良かったって事でしょうねぇ。


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実は【VF-25F】、【YF-29】、【YF-30】ともパッケージのフットプリントは同じなんです。
これも各機体が総て何らかの主翼に可変ギミックを仕込んでるからこそ可能なんですしょうけど、そこまで綿密に計算してるとしたらやはり総てをプロデュースしてる河森監督は凄いと思います。


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例によってシチュエーションによって差し替え可能な手首パーツが３種類と【YF-30】の時にはあった頭部の12.7ミリ対空ビーム砲に硬質素材のモノがない代わりにシールドに収納可能なアサルトナイフが用意されています。設定では【YF-30】にもこのアサルトナイフが装備されてる事になってますが、収納出来る様な場所が見当たらなかったので設定が間違ってるのかもしれませんね。 あの値段でそこだけオミットするとは考え難いですから。


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主翼はまだ展開してない状態ですが、バルキリーがアニメに登場する前だとこんな形状で劇中に登場しても何の違和感もなかった事でしょう。航空自衛隊でも昔に採用された“F-104J”っぽくもあります。


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キャノピーの開閉も至極当然のギミックですし、コクピットに収まってるアルトフィギュアもバスタブ式じゃなく全身が再現されていて着脱可能も出来ます。一昔前のキャラものではありえなかった事ですからね。


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機体の4か所に搭載された超高純度の「フォールド・クォーツ」を用いた「フォールドウェーブシステム」もクリアパーツを被せる事で精密感が増してます。ホント、最初のタカトクの【VF-1】なんて全パーツを分解して再塗装をしてたのが嘘みたいな出来栄えです。


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ちなみにバランスを取れば、こんな風に立たせる事も出来ます。
ただし、倒れる可能性があるのであくまで自己責任で(笑)
この両方のエンジン(両脚)の内側に両腕が収まるのがバルキリーシリーズで最も多い仕様なのですが、個人的には【YF-21】や【YF-30】の様に逆に腕が外になってる仕様の方が好みです。


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両脚に仕込まれた戦闘機としての主脚格納部はちょっとあっさりとしたモノで【YF-30】のそれを見た後だとちょっと物足りなく感じてしまいますが実は開閉のヒンジを内側に設けてるからこそ閉めた時に脚のパーツと一体化するんですよね。


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アングルを変えてみたのですが、分かります？
【YF-30】で採用されたバネ可動式のヒンジがあればもっと楽になったんでしょうけど、この時点ではこの脚部分に寄り添う様な開閉の方が【YF-29】に合ってますよね。
まぁ、このお陰で主脚の展開がやり難いのも事実なんですけど、このピタリとした合いに免じて許します(爆)


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そして機体の進化と共にどんどん伸びた機種はこの【YF-29】を以って最高点に達っしたのですが、この前脚を格納するハッチの細長さからも伺いしれます。それ故、【YF-30】では長くなり過ぎた機種は普通のサイズに戻っていく訳です。



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前脚を引き出したこの機種部分のスラーーンとしたフォルムは白鳥みたいで美しいのですが、このハッチにはある役割が担われてる事をこの後、変形させてみて知る事になるのです。その辺りは次回で明らかになります。


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可変エアインテークもこのシリーズではお約束事ながら取り外し式でノズル部分を見る事が出来ます。 ただし、ここの表現だけは最新作を以ってしてもディティールを掘り下げられなかったとは言え、インテーク部分の取り外し易さはこの【YF-29】の方が一枚上手でした。



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ま～だま～だ主翼は展開しませんよ。
その代わりに外翼エンジンポッドは適宜向きを変えることで通常の機体では行えないような複雑な機動を実現出来る様に【VF-25F】のトルネードパックの回転式エンジンノズルと同様の機構となっています。


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そんな外翼エンジンポッドのノズルはちゃんと高機動移動実現の為にこんなに動きます。この動きがねぇ、適度なクリック感で堪らないのですよ。最初は堅くてそんなに可動範囲がなくてこんなものなの？って思ってたのですが気持ち、力を加えるとご覧の傾きになります。
これは実に絵になります(^_^)v


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この主翼の外翼エンジンポッドより先の翼部分はご覧の様に上下に振れます。
さて、ここまで主翼を展開させずに来ましたがそれには訳があります。
実は他のモードへ移行させるまで主翼展開ギミックに全く気付いてなかったからなんです(^_^;;)
と言う訳で主翼を拡げた勇姿は後半の【GERWALK/BATTROID 編】をお待ち下さいませ。

※関連リンク

1年9ヶ月も掛かって再販されるとは・・・【BANDAI･VF-25Fメサイアバルキリー(早乙女アルト機)リニューアルVer.】

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タグ：FIGHTER YF-30 YF-29 DX超合金 BANDAI クロノス デュランダル 河森 正治